【まもなくスタート】私のSDGsチャレンジ特集

The basic science of global warming 地球温暖化の基礎科学

空は、私たちが地上から見上げた時に見えるような、青く無限に広がるスペースではありません。 現実には、それは地球を取り巻く薄い大気の層であり、この大気が地球の気温を安定的に保つ働きをしています。 この写真は、国際宇宙ステーションから撮影されたました。地球の地平線の向こうから大気の最も低い2つの層である対流圏と成層圏を通して輝く太陽の写真です。
太陽からのエネルギーが地球に太陽光として届きます。
このエネルギーが地球に吸収され、地球は暖まります。
このエネルギーの一部が熱として地球から再放射されます。
この外に放射される熱の一部が大気により閉じ込められます。これは良いことであり、地球の温度を安定的に保つ働きをしています。
地球を含む、惑星の気温は、太陽からの距離だけではなく、大気の層の厚さによって調整されています。
私たちは毎日、1億1000万トンの、人間に由来する温暖化の原因となる汚染物質を大気に排出しています。この汚染物質、特に二酸化炭素(CO2)の増加が進んでおり、これが大気の層を厚くして、地球に熱を籠らせています。
熱を籠らせる汚染物質を放出して大気層をより「厚く」した結果、地球に閉じ込められる熱エネルギーが増えて、地球の温暖化が進行します。 この地球温暖化の基礎的な仕組みは、科学者の間で19世紀から知られていた事実です。